目次

• ○  ダイエットには食事制限が必要？
• ○  ダイエットする人は食べなさすぎ、その弊害とは？
• ・身体が省エネモードになる
• ・消化吸収能力が低下し、栄養がうまく摂れなくなる
• ・筋肉が失われる
• ○  ダイエット中こそしっかり食べることから始めよう！

ダイエットには食事制限が必要？

身体づくり、特にダイエット（減量）をしようと思う方はとても多いです。
とくに最近はいろいろな制限のもとで活動量が減り、体型を気にされる方が増えています。

ダイエットには食事管理と運動が大切、というのは理解していてもなかなか運動する時間が作れない。だったら毎日必ずとる食事から調整をしよう。
でもカロリーや糖質を制限しなければならないと思い食事の量を極端に減らしたり、同じものばかり食べたりしていませんか？

食べすぎると痩せられない、というのは確かに考えられますが実は食べなさすぎも痩せられないのです！そして多くの方が上記のように制限をしてしまい、「食べなさすぎ」となっているのです。

ダイエットする人は食べなさすぎ、その弊害とは？

食べない=カロリーを制限=痩せる、というのが一般的な認識と思いますが、食べないことの弊害をお伝えいたします。
記載の内容だけではないのですが、まずは下記御覧ください。

身体が省エネモードになる

食べる量が少なかったり、極端な偏食をすると身体にとって最低限必要なエネルギー量すら満たさないことがあります。
そうなると身体は無駄なエネルギー消費を抑えて、少ないエネルギーで活動していけるように変化します。エネルギー切れは生命にも関わることになるので防御反応ですね。
そうなると身体は普段から省エネモードとなり、なかなか日々の生活の消費カロリーが増えません。

また身体の中で一番エネルギーを持っているのは「脂肪（体脂肪）」です。ですので身体は優先的に体脂肪を溜め込もうとしてしまいます。

消化吸収能力が低下し、栄養がうまく摂れなくなる

食事をするとまずは口で噛んで食べたものを細かくして飲み込みます。
そこから胃腸で消化吸収され、最後は排泄されます。
この一連の流れで食事から必要な栄養を取り込んでいきます。

食事をしっかりとらないと、この消化吸収活動が活発になりません。
内蔵も筋肉でできています。ですので使わないと衰えていきます。
食事を制限して内蔵を使わないことによって機能が低下し、ただでさえ少ない栄養がさらに摂りにくくなってしまうのです。

筋肉が失われる

身体のパーツで一番カロリーを使うのが筋肉です。
先程の省エネモードの話にも繋がりますが、必要なエネルギーが足りなくなると身体は筋肉から削減していきます。
そうなると日々の消費エネルギーは少なくなります。そうなった状態で前と同じ食事に戻してしまった場合、体脂肪を溜めやすくなっていることと相まって、一気に太ってしまいます。
これがリバウンドの大きな要因の一つです。

また筋肉はただでさえ加齢とともに失われていきます。無理な食事制限によって更に筋肉が失われてしまったら、年をとってから身体が動かしにくくなり最悪の場合寝たきり生活となってしまいます。
元気に健康に生涯を過ごすためにも、筋肉はとても大切なのです。そのためにも必要な食事はしっかりとりたいですね。

ダイエット中こそしっかり食べることから始めよう！

いかがでしたでしょうか？
食べなければ痩せる、と思っていても実は難しいことがご理解いただけたかと思います。

もちろん、食事”調整”は必要です。また生活習慣や疾病歴等によっては”制限”が必要になる場合もあります。
ただ闇雲に食事制限をするのではなく、一度専門家に相談してみましょう。

健康な方は「しっかり食べて」「適度に運動」することで健康的に身体を変え、維持していくことができます。そのほうがストレスも感じることが少なく、結果として心身ともに充実してきます。

ぜひまずはしっかり食べることから始めてみましょう。
何を食べればいいか、どのように食べたらいいかは次の機会にお伝えいたします！

ブログ一覧